【成功させよう「群馬デスティネーションキャンペーン」第35回】
私の最終学歴は「チンドン大学」卒業である。前橋馬場川通り親交会の「ふれあいハウス天元亭」という町おこし施設の一事業として、平成14年9月に開校したものである。もちろん無認可である。理事長であり学生でもある極めて特異なポジションの私はすぐに初体験である「チンドン」のとりこになる。近くの「アタリヤ演芸宣伝社」故堀口三郎社長を教授に迎えて基本練習を重ね、その年の11月には卒業公演に至る。白塗りをして商店街へ、“おやかましゅうございます”と、がなりながらの練歩き。今にして思うとさぞやご迷惑であったことだろう。これを機に「厩橋CHINDON倶楽部」の結成を見る。“とざいとざい 坂東太郎は利根川の 清き流れを引き入れし 馬場のお堀のその脇に 産声上げしチンドン屋 その名も高き 厩橋CHINDON倶楽部と申します”。
富山市で開催される全日本チンドンコンクールや地域の活動に参加し、“チキチキどんどん鐘太鼓 哀愁かなでる木管の 音に惹かれて覗いてみれば そこに集いし老若男女 街の賑わいいま一度 街の楽しさ蘇れ 希望に満ちた 顔・顔・顔”。 この「チンドン」を役に立てたい。まず自分自身がとても楽しく元気になれた。そしてこれを多くの人に伝えられたら…。昭和25・26年に前橋で「北関東ちんどん屋大会」というコンクールが始めて開かれたことを知り、半世紀ぶりに「全国アマチュアちんどん競演会in前橋」と名を変えて蘇りを果たした。
今年の第8回は帯広市など遠方よりたくさんのお客様を迎え入れた。「大酉祭」「まえばし秋穫楽市」「大道芸祭り」等々同時開催イベントとの相乗効果で街は大変なにぎわいとなった。前橋グリーンドームで9月に開催された「DC全国宣伝販売促進会議」では会場の「にぎやかし」としての大役を務め、群馬県の元気と数ある観光資源の宣伝をし喝采を浴びる。
来年は「群馬デスティネーションキャンペーン」本番である。群馬県を目的地に訪れて下さるお客様に良い思い出をたくさん作っていただくために、私たちができることをする。わずかなことですばらしい郷土が築ける。そして普段からおもてなしを心掛けていきたいところである。
毎日がDC本番!!
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