第10回「かかあ天下の国・群馬県へ」【NPO法人渋川広域ものづくり協議会会長 岸邦夫】

2010年6月11日 12:00 PM

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【成功させよう「群馬デスティネーションキャンペーン」第10回】
 群馬県に期待の「群馬デスティネーションキャンペーン(DC)」が間もなく到来する。
 しかし、「群馬DC」とは何であるのか、一般には理解されていないのが現状であり、県民に知っていただくのが急務である。
 また、「群馬DC」を成功させるためには、群馬に訪れていただく、中高年の方々にも優しいまちづくりを期待したい。
 私の住む渋川は、名湯伊香保温泉の玄関口であり、平成の大合併で18年に1市1町4村が合併し、人口が8万5千人余りの市が誕生した。その結果、コンニャクの収穫量が日本一のまちになった。
 市の花は紫陽花(アジサイ)であり、初夏になると公園や街道、路地裏にも紫陽花が開花する。
 国道17号中村地区中央分離帯内では純白のじゅうたんを敷き詰めたような大輪の西洋紫陽花であるアナベルを見て、渋川を訪れてよかったと感激するだろう。
 このアナベルは、私達NPОと地域の自治会の2団体が手入れをして沿道の環境美化に努めている。右手に赤城山、左に榛名山、正面には子持山、その奥に谷川岳、武尊山が残雪を残し歓迎してくれる。ここから歩む上州の奥座敷には草津、四万、水上温泉など四季を通して楽しめる自然豊かな数々の名湯がある。
 今秋には、群馬県で(仮称)「観光ボランティアガイド全国大会in渋川2010」が開催され、全国から観光ガイドの仲間が来県される。真心こめて歓迎し、DCに向かって「おもてなしの心」を学びたい。
 過日、「花と緑のぐんまづくりin館林」が閉幕し、来年の次期開催地が渋川に決定した。
 「群馬DC」と「花と緑のぐんまづくり」のコラボレーションで、私達は花づくりを通して花と緑の渋川を盛り上げる一方、観光客への「おもてなし」をフラワーガイドとして担当し、渋川を満喫していただけるように努力したい。
 成功のカギは、中高年の皆様に優しい「群馬DC」づくりであり、行政と市民の協働でホットな渋川のステージを演出したい。

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