第1回「DCに向けて、あなたは何をしていますか?」【NPO法人桐生再生理事長 清水宏康】

2010年4月1日 5:00 PM

Tweet

【成功させよう「群馬デスティネーションキャンペーン」第1回】
 10年2月17日にみどり市ながめ余興場において、桐生行政県税事務所がDC(デスティネーション・キャンペーン)の説明会と講演会を開催しました。
 「DCキャンペーンに向けて、あなたは何をしていますか?」この言葉は、質疑の中で講演会講師の仙台商工会議所仙台宮城DCプロモーション委員長の志賀秀一さんから回答いただいた際の一言ですが、参加者全員が気付かされ、また動揺した言葉でした。
 11年7月から9月の3カ月間、「そうだ群馬へ行こう」といった感じでJR6社が日本中に宣伝してくれます。この機会に桐生市とみどり市が手を組んで自分たちのまちをどう売り込むか、どうお客様を迎え入れるか、時間は15カ月しかありません。私は、まず自分や家族が考えて、自分達ができることからこのキャンペーンに参加して、子供達に誇れるまちに、自慢できるまちに少しでもして残してゆきたいと考え、実行しています。
 1.自宅と近所の清掃を心掛けています。
 2.まちの歴史をよく知り、まちにある本物の資源(人、産業遺産、自慢できる郷土料理等)を探し出すこと。
 3.まちをどう見せるかについて、案内人としていつでもどこでもできるよう準備をしておくとともに、仲間を増やすことに対してあらゆる手段と機会を取ること。
 4.いま不足していることは何かをいつも考え、誰がいつどうやって準備するか。行政や各種団体ともよく相談しながらできることから進める。
 以上のことから、私は地元桐生信用金庫と関連会社を38年間勤め上げて3年前に退職後、のこぎり屋根工場の保存と再開発を計画し、レンガ造りのパンレストラン「ベーカリーレンガ」を大学の先輩でパン屋経営者の武田さんと共に立ち上げました。そして観光の拠点づくりのため、桐生高校卒業生10人とNPO法人桐生再生を立ち上げて仲間を募り、ガイドコースづくりとガイド活動を行って2年が経過しています。この間、2千人以上の方をガイドしました。約60%が桐生以外からの訪問者、約40%が桐生の人たちですが、大変喜ばれています。
 今年の2月から4回コースでみどり市の観光ガイド養成講座の講師として、コースづくりと仲間づくりを手掛けています。3月には桐生地区のタクシー運転手にまちの歴史を知ってもらい案内ができるよう、桐生市から2回の講習会を依頼されています。定年後進んできた道が、時の流れに合ってきたようです。全てが順調ではありませんが、できることから少しずつ進めたいと考えています。
 妻は、私を理解しているのか分かりませんが、桐生3大市場の1つの買場紗耶市を手伝って10年以上経過しています。また、JR桐生駅構内にできた観光物産館「わたらせ」に1年以上勤務し、まちの案内人として活躍しています。他のメンバーの奥さんも、パンレストランで働くなど、少しずつ仲間も増えています。
 以上が私のDCキャンペーンに向けて行っている活動です。まだまだ途中ですし、仲間と妻の協力なしでは継続できませんが、焦らず少しずつ間に合うように進んでゆきたいと思います。

ページトップへ戻る