第32回「焼きそばで地域おこし」【上州太田焼きそばのれん会会長 細谷和雄】

2010年11月11日 3:00 PM

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【成功させよう「群馬デスティネーションキャンペーン」第32回】
 B級グルメが注目を集める中で「焼きそば」を地域のB級食文化として地域おこしを積極的に行っている団体が増えてきました。
 群馬県太田市、秋田県横手市、静岡県富士宮市は、日本三大焼きそばとして同盟を結び、食を通して地域間の交流を図っています。
 太田市は「焼そばの街 おおた」として、日本で3番目に「焼そばの街」として地域おこしを始め「上州太田焼そばのれん会」を立ち上げました。現在、「上州太田焼そばのれん会」として会員は62店加入しており、市内外へのイベント参加など積極的にPR活動を行っています。
 なぜ、太田市は焼そばで地域おこしなのかというと、太田市民と焼きそばは昔から切っても切り離せない縁があるからです。
 戦後の太田市は、中島飛行機を前身とした富士重工業を中心とする自動車産業の街として大きく発展してきました。そんな中で忙しく働く工員さんや地域の人の気軽に食べられる食べ物として、出来たてはもちろん、冷めてもおいしく食べられる焼そばが市民に愛され広く浸透していきました。
 太田市の焼そばの特徴として、各店毎にソースや麺、トッピングなどに趣向を凝らしており、店独自の味をそれぞれ楽しむことができます。基本的には、太麺ではありますが、「十麺十食」と謳(うた)うように極細の麺から極太の麺、パスタ焼そばまで、各店舗でいろいろな焼そばがあります。
 安くてボリュームがある太田焼そば、ぜひ食べ歩きに来て下さい。焼そば好きの人には一度は食べていただきたいです。焼きそばがあまり好きでない人も一度食べたらきっとまた食べたくなることでしょう。また、各店サイドメニューも豊富で、上州名物の焼まんじゅうからたいやき、たこ焼きなども販売しておりますので、焼そばと一緒に楽しんでいただければと思います。
 来年度は群馬DC(デスティネーションキャンペーン)です。上州太田焼そばのれん会会員一同、熱々の太田焼そばをご用意して、皆様をお待ちしています。

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