【成功させよう「群馬デスティネーションキャンペーン」第60回】
6月に入り蒸し暑くなってくると「蛍の季節になってきたな」と観光の担当をしていると毎年思います。日野地区、三波川地区、八塩地域は蛍をメインに公園整備やイベントを開催して、静かな川のほとりで幻想的な光景を見学者に楽しんでいただいております。
この時期になると幻想的な蛍とは一転、鬼石地区や藤岡市街地の公会堂やコミュニティーセンターからは、勇壮な太鼓の音色が聞こえてきます。
藤岡市では7月に2つ夏祭りが行われ、梅雨を吹き飛ばすかのような勇壮で華麗なお祭りが繰り広げられます。7月16、17日に開催される「鬼石夏まつり」では、北関東随一と自負している、「お囃子」が5台の山車とともに祭りを盛り上げます。親子孫3代でお囃子をたたく人、この祭りのためだけに里帰りをする女性、鬼石地区ではこの2日間が1年で一番の盛り上がりを見せます。
群馬デスティネーションキャンペーンを契機に、より多くの方に祭のメインである「寄り合い」を見ていただけるよう桟敷席を用意し、5台の山車を同じ高さで見られるようになりました。一片の狂いもなく5台の山車から勇壮な太鼓の音色が夜空に響き渡ります。
同じく23、24日は「藤岡まつり」が開催されます。こちらは市街地の本通り、中央通りを中心にかわいらしい「子供みこし」、勇ましい「大人みこし」の巡行や約500人が参加する「踊り大行進」、13台の「祇園山車」が華麗な太鼓の音色を響かせながら市街地を巡行します。踊り大行進では飛び入り歓迎のスペースがあり観客の方もご一緒に行進できます。7月は毎年この2大まつりで藤岡市が盛り上がります。
また、夏本番になると蛍も生息するきれいな清流「三波川」、「鮎川」が暑さから逃れるのに一番のスポットになります。とても穏やかな清流ですので、中流~下流は、小さなお子様でも楽しく水遊びに最適、上流は岩場や落差のある流れ込みなど、アクティブに川遊びを体験できる場所もあります。「おにし野外活動センター」では、インストラクターが川のおススメスポットの紹介や団体向けにインストラクターが指導する川遊び体験なども実施しています。
さらに、鮎川のほとりではいろいろな体験ができる工房「土と火の里」があり、川遊びはもちろん陶芸、ガラス、染めものなどの体験工房があります。川の音を聞きながらいろいろな体験をしてみてはいかがでしょうか。
夏の藤岡は大自然とまつりで群馬デスティネーションキャンペーンを盛り上げていきたいと思います。
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