第20回「ようこそ!TONTONのまち前橋へ」【ようこそまえばしを進める会ワーキンググループリーダー 萩原康充】

2010年8月21日 12:00 PM

【成功させよう「群馬デスティネーションキャンペーン」第20回】
 真夏の太陽を背に、JR6社と群馬県の各地区が一体となり群馬をPRする群馬DC(デスティネーションキャンペーン)を知らせるラッピング列車が走り抜ける−−。
 「ようこそまえばしを進める会」は04年に前橋の観光を再発見し地域の活性化をはかろうと、民間団体、行政、交通関連等の連携によりつくられた。今現在も観光名所や行事のPRの在り方と新名物の創造に取り組んでいる。約6年間にわたり、通算100回近い会議、検討会、勉強会が行われ、その中で生まれた食の街おこしが「TONTONのまち前橋」である。
 今や観光に欠かせないのが「食の観光」。前橋の歴史をひも解き、地産地消の叫ばれる中に、生産力の強いこの地域ならではの特徴ある食材で、その名物を創ることに挑戦した。前橋は、明治末期から大正~昭和終戦直後まで「糸の街」として栄え、商工業の発展にも結び付いていた。糸を通して貿易商人が入り込み、街には大正時代からハイカラな洋食が食され、日本でも最初と云われる「ソースカツ丼」の店も近年まで存在していた。当時から「そばや」にはカツ丼のメニューがあり、今に受け継いでいる。
 市郊外では養豚業も盛んであり、生産者は全国で常に上位にランクされ、麦づくりが盛んな群馬ならではの麦類を含んだえさを食べさせていたことから、その味も抜群に美味しいと賞賛されていた。
 食の名物を創造する面において、身体に優しい食べ物であることも条件のひとつである。豚肉にはビタミンB1が多く、健康生活にも欠かせない食材であることから、豚肉料理で街づくりを進めてきた。市内の料理人、技術者等のチームにより「tonton汁」「tontonまんじゅう」等、次々と新名物が創られた。県産豚肉料理をメニューとしている約100店が参加店となり、その美味しさともてなしをする店のナンバー1を決めるコンテスト(T−1グランプリ)も昨年行われ、マスコミの露出度も高く、じわじわと全国に周知されつつある。
 そんな前橋にとって、来年行われるDCキャンペーンをチャンスとして、今秋から来年にかけて「DC記念第2回T−1グランプリ」を行うことも決めた。目指すは、「群馬に行ったら、前橋に行ったら、豚肉が美味しいから食べに行こう!」そんな名物になる為の大きなチャンスと考えている。
 「TONTONのまち前橋」は、行政の好判断でつくられた組織「ようこそまえばしを進める会」が生んだ、正に市民力を活かした街づくりであり、ワーキンググループが次の展開をするに当たり、キャンペーンの成功に全力で当たろうと、今行動をしている。

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