【成功させよう「群馬デスティネーションキャンペーン」第9回】
平成8年6月13日、渾々と湧き出でる湯の町・草津で女将会〝湯の華会〟は誕生しました。設立当初は会員間の親睦や情報交換を目的としていましたが、それにとどまらず、女性の視点から草津温泉の活性化を図るべく、日々活動の範囲を広げております。
最近の活動といたしましては、湯の華会で独自に手がけたオリジナル化粧品〝華ゆら〟の企画・販売がございます。草津温泉の源泉をベースに、厳選された天然由来成分のみを使用したローション・ゲルクリームは、お客様から安心して使えると好評をいただいており、抑え目にした価格設定の効果と相まって、リピーターの方も大勢いらっしゃいます。また、温泉街を散策される際、足元をお洒落に、安全にお出かけいただくために同一デザインの雪駄(せった)を導入しました。
草津温泉には、無料の入浴施設や湯もみショーなど、お履物を脱いで上がる場面が多々あり、そのたびに違うお宿の履物を履いてお帰りになるお客様も多く、それが私どもの悩みの種でしたが、どのお宿も同じ雪駄を履いていただくことにより、その悩みも解消いたしました。この雪駄は素敵なデザインですし、浴衣姿でもとても歩きやすく、温泉情緒とふれ合いながら街並みを遊歩していただくためにも、ぜひお客様に履いていただきたいと思います。
今年(7月~9月)のプレデスティネーションキャンペーンに向けては、草津味(くさつみ)料理プロジェクトがスタートしています。あまりに身近にありすぎて、自信を持って提供してこなかった地元産の野菜や山野草を使った料理を〝草津味料理〟として確立することにより、広くお客様に召し上がっていただき、改めて群馬県の野菜や山野草のすばらしさ、自然の雄大さを見つめ直そう、見直していただこうというプロジェクトです。
まずは、摘み草料理の第一人者である本県中之条町ご出身の篠原準八氏をお招きするワークショップを企画いたしました。お客様にご参加いただき、草津の自然にふれ合いながら楽しく学んでいただくのはもちろんのこと、私たちも参加して、普段見過ごしている山野草を一から勉強したいと考えております。
私たち湯の華会の活動の根幹には常にお客様への思いがございます。設立以前より着実に積み重ねてきた女将の知識や経験、情熱、おもてなしの心などすべてを生かし、キャンペーン成功の一端を担えればと願っております。
私たちの思いを乗せて、デスティネーションキャンペーンへ出発です。
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