第6回「群馬DCで『999号』チャンス到来」【銀河鉄道999号を走らせよう!実行委員会実行委員長 大日方康博】

2010年5月13日 5:00 PM

【成功させよう「群馬デスティネーションキャンペーン」第6回】
 平成20年4月14日、富岡市役所において、上信電鉄沿線市町村連絡協議会懇談会の会議が行われました。公的支援に支えられている上信電鉄への支援のあり方を再考し元気のある鉄道にすることが狙いで、高崎市、吉井町(当時)、甘楽町、富岡市、下仁田町、南牧村からの沿線住民代表ら14名の委員が選出され協議を重ねておりました。このなかで999号のラッピング列車のアイデアが出され「銀河鉄道999号を走らせよう!実行委員会」が立ち上がったのです。そして、出発日を半年後の10月19日と定め、寄付金による費用の捻出、デザインの決定等課題は山積でしたが、まさに14名の実行委員の汗と努力の結集により、経済情勢の悪いなか短期間に目標額の650万円をクリアし、延べ3400名から尊い浄財を賜り、夢の列車が実現できました。しかし冒頭の目的を達成させるには、「999号」をいかに、全国にPRできるかが最大の課題でした。
 来年7月から9月まで、DC(デスティネーションキャンペーン)が群馬県で開催されることになり、私たちは多くの観光客が見込まれるこの機会をまたとないチャンスととらえ対処していかなくてはと思います。
 ただいま世界遺産に向けて展開中の富岡製糸場、昨年1年間の入場者数、22万3400人、このうち観光バス等利用のツアー客は、おおよそ30%、その他は、ほとんどがマイカー利用者、鉄道利用者はわずか数%程度と思われます。ツアー客の平均滞在時間は1時間30分、これでは、駐車場と製糸場の往来だけで、経済効果などはほとんど考えられません。
 昨年2月、高崎商科大学でのシンポジウムでJR東日本鎌田伸一郎高崎支社長(当時)と懇談する機会がありました。このなかで、鎌田支社長は「これからは、JR単体だけでなく、地方鉄道、自治体、地域住民等との連携をも踏まえて企画を考えていかなければならない」と語っておられました。いままさにその時がやってきたのかと思います。999号は毎日4往復、高崎・下仁田間を走っています。JRで高崎まで来て、そこから「999号」に乗り、目的地へ。このようなシナリオが描け、滞在時間増に期待が持てるのではと思います。
 また、迎える側もイベント等を考えていかなくてはなりません。たとえば、週末に「銀河鉄道999」のキャラクターのコスチュームを着た人を乗せ、列車内で案内をしてもらい楽しい列車のイメージづくりを心掛ける。このようなことは、口コミで広がりメディア等に働き掛けやすく集客効果に期待できると考えます。著作権を持つ映画会社との約束もあり、「999号」が走れるのは来年の10月末まで。DCとの相乗効果により有終の美を飾りたいものです。
 ※999号は平成22年5月10日から8月3日まで車両検査のため運休します。

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