モーツァルトは35歳というその短い生涯で、交響曲やオペラなどの大作を含む約900曲の作品を残した。初めて作曲したのは5歳の時だというから驚きだ。息子が音楽の天才であると知った父親に連れられ、モーツァルトはヨーロッパ中でその神童ぶりを見せつけた。
13歳の時、システィーナ礼拝堂で、門外不出の秘曲とされていた9声部の「ミゼレーレ」を聴き、その日のうちに暗譜を書き上げたという。時間的には10分程度の曲だが、二重合唱の異なったメロディーから成り立っていて、それらを一瞬で覚えたというから天才の域を超えている。
現在の目で見ると、このモーツァルトの能力はサヴァン症候群と思えないこともない。・・・続きはこちらから
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